tetsuのコピー
鎌倉在住の暇人。釣り歴15年。間にブランクが14年程あります
小学生の頃にバス釣りが大ブームになり釣りを始めました
毎週末近くの野池へ通い、少しずつ釣れるようになって来て、お小遣いを貯めてはルアーに注ぎ込む日々
本当に楽しい毎日だったのを覚えています
そんな中、私が釣りと決別する事件が起きます
ルアーでなく、バスロッドを買おう!
それが全ての間違いでした…
小学生の私にとって、雲上の存在であるバスロッド…私は全ての欲を断ち切り、バスロッド貯金を始めます
うまい棒にも、よっちゃんイカにもキャベツ太郎にも、5円チョコにすら浮気する事なく、私は金を貯めました
最終収入「お年玉」を投入し、ついに私は近所の釣具屋へ、バスロッドを購入しに向かいます
目の前の「諭吉」するバスロッドの数々…
今の私には、このバスロッドを購入する資金がある!
店員よ!ひれ伏せ!お客様のお出ましだ!
数々のバスロッドを手にし、曲がり具合や重さ、デザインまでも選ぶこの優越感…しかし、そこに加わる緊張感…
この買い物…絶対に失敗出来ない…
何せ「諭吉」です
小学生の諭吉です
小学生人生で、何度手にする事が許されるか分からない「諭吉」
幾度も考察を繰り返し、ついに私は、一本のバスロッドを手にします…
「これ、買います…」
『ありがとうございまーーーすっ!』
店員の素晴らしい笑顔!

とことん選んだロッド!
私の、素晴らしい笑顔!
何故、私はあの時、言えなかったのだろう…
いえ、無理もありません
小学生が緊張の中、一度買いますと言ったら前言撤回など出来ません

ロッドには数種類ある事など、ネットもない時代、どうすれば知る事が出来たでしょうか?

そう、私の選んだ最高のロッドは
ワンピースロッドだったのです
自転車か徒歩釣行しか出来ない小学生
ワンピースロッドは、あまりに邪魔で目立ちます

店員さんがニコニコしながら、長ーーーい竿を用意する景色は、昨日の事の様に思い出せます
心から絶望する私
「そんな長い竿…持ち歩けないよ…」

何とかテンションを上げて友人と釣りに行くも
「明時の竿長すぎ!(笑」
「目立ち過ぎだろ!(笑」
「大漁旗かよ!(笑」
「お前のお母さんが作ったオニギリ、ニベア臭い(笑」
その日から、私は釣りを止めました
もう、2度と釣りはしない…

アレから10余年
長く横浜に住んでいましたが、とある事情でニベアの匂いする実家に戻り、何の趣味もなく、職も無く、ただただ湘南の海を日々散歩する毎日
毎日海を眺める中で、釣り人を眺め、釣りを思い出しました
人生…やり直そう…

ちゃんと、釣りをしよう…
あと、仕事もしよう…

あの日のバスロッドあげるので、誰か仕事下さい
長くなってすみません
本当に、仕事下さい
ニベアに関わらない仕事をお待ちしています

よろしくお願いします。