ふぅ〜〜〜〜……



少し落ち着きましょうか。


深呼吸して。


はい、では何が悔しいか話をしましょう。




実はこっそりとこの方からの依頼を受けており、先日納品させていただきました。


ご存知の方も多いと思います。


吉岡春彦さん


山口県の鉄人で元Blueblueのフェイブックサポーターの吉岡さん。物凄い人で今さら私が説明するまでないと思います。


満面の笑みと最高のヒラスズキ、その口元に写っているのが、私の塗ったルアー。




ブローウィン、サーフェスウイング、ロウディーのなかのブローウィンでの釣果。




届けていきなりヒラランカー…


凄すぎます!さすが鉄人!


私とは住む世界が違います。



ただ、私が気になったのは釣果よりも塗装強度。


今回オーダーされたカラーはメッキ塗装
個人で再現するには、かなり難しい部類の塗装です。完全なメッキをするのは難しいので、メッキ調塗装になります。


はぁ…


いきますよ…




まずは黒く塗ります。


次に特殊な粉を擦り付けて金属の風合いを出します。


WAVE こすって銀SUN 研磨剤 コンパウンド KIT WAVE-1800





写真では伝わりにくい金属感。
ここまではOK。
この後が問題です。

この粉に普段使っている塗料で塗装すると金属特有の輝きが消えます。


そもそも、この粉の説明には「コーティングはしないでください」とのこと。


コーティングしなきゃルアーでは使えません…


だから色々とコーティングを探しました。色々探してたどり着いたのが、水性ワックス。


これが一番良かったです。

【アクリル絵具用】ホルベイン クリスタル バーニッシュ(つや出し画面保護用ワニス) 200ml スクイズボトル

ただ、ワックスの食いつきが弱い!!
つまり剥がれるってこと。


そこも試行錯誤して、テープを貼って剥がしての強度実験を繰り返して大丈夫なものから本塗装に入るという手間のかかりよう。




背中にチャートイエロー。
これも発色が悪い…




ベリー後方にゼブラ柄のグロー。
これにはどんな意味があるんでしょう?




サイドには見えにくいですが、黒いライン。不思議な組み合わせですね。




ネームを入れて完成。


で、送ってすぐ使ってもらって




見てください。


ルアーを。


もうボロボロですね。


アップで。






今見ても腹が立ちますね。自分に!


こんな弱い塗装じゃ話になりません!
この写真を見た日、こっそりとヤケ酒をしました。


「俺は!飾り物を作ってんじゃない!!使えるものを作ってるんだ!!」


吉岡さんは自分のアイデアで釣れたから満足だと慰めてくれましたが、納得出来ません。


このまま「はい、失敗でした」と終わらせるわけにはいかせません。



ルアーメーカーが作ってくれたら早いんですが、個人でやるから面白いんです。


先日、吉岡さんとも電話で話して新しい構想も練っているところです。



くそぉ…悔しい。ほんと悔しい!!


いつになるかわかりませんが、特注吉岡カラーを完成させたいと思い。



頑張ります。




転載元記事:秋田シーバス Aji-can