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新年早々、私は悩んでいた
どうするべきか…

もともと私は、釣り記事を書く為にここに呼ばれたのではない
「何か釣りの読み物書いてちょ!」と呼ばれてココで書いているのだ…

第一、私の釣行日記など書いた所で全く面白くもないし、何の変哲もないそこらにゴロゴロ転がっている記事と同じ様な内容になる事は当たり前田のクラッカー…

しかし、たまには私だって、釣りの話を書いても良いではないか…
いやしかし、そこはクライアントとの契約だ…

うーーーーーーむ、書いて良いのか悪いのか…

悩む事、この間約5分



そうだ!!!
新年の挨拶も兼ねて、編集部に単身乗り込んでしまえ!!!
(*´∀`)ノ



幸い、編集部のある、とある県までは飛行機で片道2時間という近さ!!!
金と暇の有り余る私にはあまりに低い壁である!








到着ーーーー!!!!
(*´∀`)ノ

空港からさらに15分程タクシーに乗り「釣り番組事業部」のある、とある大企業に到着!!!

詳細を語る事は決して出来ないのですが、この「釣り番組」は、ある大企業の「ある目的」の為に造られた一大プロジェクトなのです…
その意味を、読者の皆様もいつか知る日が来る事でしょう…

あまりに高い…まさに白い巨塔…そんな会社に入り、受け付けに「釣り番組事業部に用があるのですが…」と言った瞬間の受付嬢の顔を今でも忘れる事は出来ません

困惑…それよりも、何か大きな恐怖に対した様な…いや、恐怖よりも大きい何か…



「???釣り番組事業部に用…」



!!!!!???

な、何だ!?目の前が真っ暗に!!!!!

違う!コレは!頭に布を被せられたんだ!!!
ど、どういう事だ!?

何が起こっ…

!!!!!!!

左腕の静脈に微かな痛み!!!!

しまった…











物か………





消え行く意識の向こうで、英語で話し合う野太い声が聞こえます

「reinosinyakuwotukauka?」
『mate.arehamada.TAKUsannoOKgadeteinai』
「hun!koredakaranihonha…」
『thiisanasimaguninokangaerukotoda.imahakiiteoke』




「are?korenihongojyane?」
『majideka!』
「『HAHAHAHAHAHAHAH!!!!!!』」





目を覚ますと、私はオフィスのソファーの上…




「itatatata…dokode…ん、何か違うな…痛たたたた…どこですかココ…」

『おはよう!菜前ちゃん!!!』

「タ、タクさん!!!」




目の前でケラケラと笑うのは、去年わざわざ私の住む関東まで来てくれた、釣り番組編集部部長『タクさん』




『今日はどうしたのよ!?警備から連絡があって本当に驚いたんだから!』
「いや、相談がてら、新年のご挨拶を…と…」
『Σ( ̄□ ̄;)そ、それならアポ取ってよ!!!!何事かと思った!!!』
「まさかここまでとは…」
『いや、俺が菜前ちゃんの顔知ってたから良いモノの、知らなかったら菜前ちゃん今頃は………あ、いや、うん、まぁ、ね、その話は良いや。わざわざここまで来てくれたんかい!!!(笑』





釣り番組は、いったいどこまで闇が深いのでしょうか…





まずいまずい、出だしから話が長くなってしまいまして申し訳ありません
ただ、あまりに手荒な歓迎だったモノで、書いておかなくては、と

無事、運営の皆様に新年のご挨拶をして、本題に入ります

ちなみに、釣り番組事業部の運営は数人です

デザイナーのA氏、広告担当のB氏、アフィ担当のC氏、営業担当のD、E氏
経理のG氏、暖房のスイッチ担当のH氏、テレビのチャンネル担当J氏
などなど、140人程の小さな組織

アットホームな職場ですね(*´∀`)ノ

あ、また話がそれました



本題に入ります




『んで?話って何よ?』
「いやぁ…あのですね…新年にもなりましたし、ちょっと私の記事も、そこそこ釣りの話もあって良いのでは?と思いまして…」
『……え?』

や、やはりマズイか?(´・ω・`)

『菜前ちゃんが…釣りの記事?』
「は、はい…」
『………』

わ、ワキ汗が尋常ではない…

『ねぇ…聞いた?今の話…』
「?(・・??」
『皆ーーー!!!!菜前ちゃんが釣り記事書くってよ!!!!』




瞬間




釣り番組事業部オフィスが爆笑で満つ!!!






Σ( ̄□ ̄;)Σ( ̄□ ̄;)






『いやぁーーーwwwお腹痛いwwwいや、分かるよ、分かる分かる!ヤングな方とか雨女な方とかさ、Mちゃさんが、楽しそうに釣りの話してるもんね!wwwでも、菜前ちゃん、が、釣、りwwwww』



この瞬間を釣り場に例えるなら、オフィス爆笑の風で釣りにならない!!!Σ( ̄□ ̄;)
14gジグがそのまま風で帰って来ます!!!
。・゜・(ノД`)・゜・。



『菜前ちゃん、さ、ささ、さ、竿持ってんの?wwww』

Σ( ̄□ ̄;)Σ( ̄□ ̄;)Σ( ̄□ ̄;)
バカにするのもいい加減にしろーーー!!!!

「さ、竿の一本くらい持ってますよっ!!!」

『ファーーーーー!!!!wwwwまさかのwwwここでwwww下ネタwwwダメwwwwお腹痛いwwwww』



Σ( ̄□ ̄;)Σ( ̄□ ̄;)Σ( ̄□ ̄;)
ち、違あぁぁぁああぁぁーーーーう!!!!
断じて下ネタで言った訳じゃなあぁぁあーーーい!!!
。・゜・(ノД`)・゜・。





釣り番組事業部…想像以上だ…
。・゜・(ノД`)・゜・。




「で?良いんですね!?私が釣りの記事書いても!?」

『ファーーーーー!!!!wwww良いよ良いよ、書いて下さいwww竿のwww一本くらいってwwwダメwwwwお腹痛いwwwww』

「正露丸でも飲んでろ!!!!!!」

『ケツからwwwwコマセ出そうwww』








こうして私は苦難の道の末、釣り記事を書く事を許されました…

今に見ていろよ釣り番組事業部!!!
( ;`ω;´)












『あ、そうそう、菜前ちゃん。君にはコレから気を失ってもらうよ。あと、あまり、深く知ろうとしない方が良い』

「?(・・?」








気が付くと、空港のソファー

左腕の静脈にある注射の痕が、夢ではなかった事を私に語ります

釣り番組…

いったい、どんな闇を抱えているのか…

この時の私には、まだ分かりませんでした