【”私達”の旅】

 

 

魚を釣る…

 

ただそれだけの事に私は必死である。

 

全国各地を旅しながら魚が釣りたい…うん。それもある。

 

はじめはそれだけだった。

 

しかし、私の旅の目的はそこで終わってはいない。

 

 

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私は釣りを始める時、一人の相棒と旅に出る事を決めた。

 

 

それは、この小さな「てるてる坊主」。

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ありきたりだが、名前は【テル坊】と命名した。

 

 

彼が私のところに来た理由は、私がただの雨男だったからではない。

 

私の転機を願い授かったのだ。

 

 

思えば暗く長い夜だった。

 

 

テル坊との二人きりの旅は続く。

 

全国各地の怪魚を求め、一つ、また一つとターゲットを狙い釣り歩く。

 

しかし、釣りの日は本当に雨が多くで、その度に「お前は本当に雨を止ませてくれないな」と愚痴をこぼした。

 

 

それから月日は流れ、来る日も来る日も地道にズリズリと、すり足で進む中で、一人、また一人と仲間や協力者が現れた。

 

 

一人は「お前のやりたい事を言え。俺が形にしてやるよ。」と。

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一人は「お前の行きたい場所を言え。俺が道を標してやるよ。」と。

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ただ何も言わずに一緒にいてくれる者もいれば、元気がない時に手を差し伸べてくれる者。

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「いつも見てるよ」と応援してくれる人達も現れた。

 

すばらしい物にもであった。

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温かかった。

 

みんなの「期待」が嬉しかった。

 

 

いつしか、旅の目的は魚を釣る事だけでなく、自分にとって少し背伸びをしたものとなった。

 

 

・・・

 

私は、皆の『想い』を乗せて旅をしたい…

 

 

そんな器じゃないことはわかっている。

 

 

でも、応援してくれる皆の想いが有り難すぎて、一つも置いて行くなんて出来そうにない。

 

不器用で、生き方が下手くそな私だが、両手に抱えきれない程の「夢」と沢山の人の「想い」を抱えながら進んでいきたい。

 

 

 

疲れと恐怖で立ち竦む事もしばしばあれど、皆の「想い」が私の背中をポンッと押してくれる。

 

 

一人ではできない事も、勇気をもって挑んでいける。

 

 

とても越えられそうにない壁も、今なら全力で越えて見せる!

 

 

だから、皆の「想い」を乗せて旅をする。

 

 

・・・

 

・・・。

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テル坊・・・ どうやら私は、もう一人ではないようだよ。

 

相変わらず釣りの日は「雨」ばかりだが、お前と始めた旅は、私に転機をもたらしてくれたようだ。

 

 

私は今、今後の旅を続ける上で、たくさんの人に自慢したい事がある。

 

・・・まだ言わないけどね。

 

 

そして、成しえた事が多くの方に賞賛された時、私の背中を押す為に後ろにいる仲間達

に胸を張って大声で伝えたい!

 

 

 

「みんながいるから頑張れるよ!これからも楽しい旅の続きを一緒にしよう!」

 

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気が付けば、私の旅は、”私達”の旅になっていた。

 

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