この世界の、人間が競い合う全てには「実力」があります
実力の話と切っても切れ無いのが「運」
私個人としては「運も実力の内」は確かだと考えており、宝クジで3億当てた人間は、それだけの実力があったのだ、思います

では、「実力」とは、どうすれば比べられ、相対する者とのその差を知る事が出来るのか?

例えば武道。コレは実に簡単です。「勝った方が実力がある」のです

では、その他はどうでしょう?

例えば「学力」
コレは、識字率のあまりに高いこの日本に置いて、大変難しい問題なのです
「え?学力?学校の成績が良ければ学力も高いんじゃないの?」と考えがちですが、一概にそうも言えません
良い大学を出ても、社会に出たら全く通用しない等良くある事
学力とは、自分から学ぶ力であり、教えられた事だけを効率良く覚える力の事ではないからです
だからこそ、最近はIQテストや社会適応能力テストなどと、多くの「学校の成績とは違うモノサシ」が発展しています

そこで私が考える、この世界で最も分かりにくい、比べる事の難しい「実力」は

文才、笑才、釣才

の3つです

左から順に、実力を知る事が難しくなります

文才はある種、その実力を測るモノサシが存在します
そのモノサシは、ある程度才能がある人間しか持つ事を神から許されていないのですが、それでもその才能は後天的に得る事が出来ます
沢山の文章を読み、作家の心に入り込み、何を表現し、その表現が上手いのか下手なのか?までは分かる様になるらしいです

続いて、笑才。コレはさらに難しく、モノサシがありません
笑才は「より沢山の人を笑わせれば才能あるんじゃないの?」と考えがちですが、実は「100人の人を100人笑わせる」話やネタは、そこまで面白くないのです
100人の内、10人が転げ回って笑い、70人がそこそこ面白いかなぁ…と感じ、15人がツマらんと思い、5人が、コレは笑えるは笑えるが、上手すぎる…凄い、悔しい…と感じ、残りの5人が、この人は神だ…となるのが、本当に笑才がある、と言えるでしょう
しかもこの感覚は生まれ付きで、後天的に笑才を理解出来る様にはならないのです

え?上の数字を足すと、10足す70足す15足す5足す5で105人じゃないか?オカシイじゃないか?
いくら私が四則演算で挫折した者だとしても、ココは釣り番組です、算数番組ではありません、横やり刺すのもいい加減にして下さい
釣りの話をしましょうよ、ね?
(本気で間違えた)

最も実力を比べる事が難しい問題

それが「釣力」です

「え?それこそ一番簡単なんじゃないの?だって、釣れる人間が上手いでしょ(笑」

分かります分かります、そう言いたいのは良く分かります
私もそう思っていましたから

しかしながら「釣りが上手い」って、具体的に「どんな人が上手い」んでしょうか?

より沢山の魚、魚種を上げた人?
難しいとされている魚を上げた人?
絶対釣れないと思われる場所で釣った人?

そう、ここまで話せば、私の書く無駄に長い記事を読んでくれる聡明なる皆様はもうお気付きでしょう

上記した様に「釣りには運が必要」なのです

文才には後天的に得る事が出来るモノサシがある
笑才には、分かる人だけにしか分からなくモノサシは無いが、明らかに分かる人間が存在する
しかし、釣才には、竿があるだけでモノサシは無く、明らかな判断方法が無いのです
神が与える「運」が大きく影響する

人間には測る事の出来ない「実力」
それが、釣才なのです




つまり「釣りには実力など無い」




運も実力の内ですが、その「運」を測るモノサシは存在しません
星占いで「今日は釣れるよ!」などと出た所で、誰も信用すらしないのと同じ事

釣りはとかく「魚のいる所に投げる」
それだけ、です

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信じられないかも知れませんが、私は、その「釣才」の洗礼を受ける事になりました

事は少し前、神奈川県では有名な釣りスポット「うみかぜ公園」

私の様なろくでなしも、釣り友様がいます
その方の名前は「五年さん」とさせて頂きます

私が小学4年生の頃、一つ上の学年に似た方がいましたので「五年」さん

釣りを通じて知り合い、共に飲みに行き、花火まで一緒に観に行く間柄となった方で、私にとって大切な友人です
友人が皆無な私にとって、とても大切な方と言えます

そのような方と共に釣りに行けるなど今生の喜び!
「うみかぜ公園行こーぜ!カサゴとシーバス釣っちまおーーぜっ!」
ヒューーーーーー!!!
(((o(*゚▽゚*)o)))

うみかぜ公園到着!(記事にする気も無かったので、画像はありません)

私はシーバス狙いで、コアマンのvj16を投げ倒します!
他の釣り友さんからvj16の実績は聞いていたので、コレは今回でシーバスデビューじゃね!?
と意気揚々!(((o(*゚▽゚*)o)))




全くダメ…
アタリすらありません…

五年さんの前回の釣行から「シーバスいるならココじゃね?」という場所で投げ続けますが、時間と潮だけが流れ続けて行きます

うーむ、ダメか?魚いないか…
( ー`_ー)…
と、もはやストレス解消に全力で投げてスッキリするだけの釣りを続けていると

「菜前ちゃーん!ほら〜、来たよ〜Σd(-`ω´-〃)」
と、サイズは小さいもののカサゴを上げて来た五年さん

良いなぁ〜(´・ω・`)
「アタリはあるからさ!コレからどんどん釣れるんじゃない!?向こうでカサゴやろうよ!」とのお誘い

よっしゃーーー!シーバスはいない!カサゴカサゴーーー!(((o(*゚▽゚*)o)))

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つ、釣れない…
アタリすらない…

『五年さぁーん!カサゴもやっぱいな…』
「よっしゃ!来た!」
軽くカサゴを上げる五年さん
Σ( ̄□ ̄;)

「ね?やっぱ魚はいるんだよ〜(^^」
『あら、本当だ。いるんですね!』

しかし、やはり…釣れない…

少し離れた所の五年さんにはまたもカサゴ…

いるのに釣れない訳はないのです
釣りに実力はない
そうだ、ルアーだ、私の使うルアーが間違っているのだ
実力など関係ないとしても、マッチザベイトくらいはしないとさすがに釣れない

「2〜3センチくらいのワームで、白いのが良いよ!」との事なので、そんな感じのを小さめの針に刺して投げる!
投げる投げる投げる!




釣れない…



「また来た!ね?やっぱ魚はいるんだよ〜(^^」

だんだんと焦り始める私…

有り得ない…同じ場所、同じ様なルアー、五年さんに釣れて私が釣れない道理はない…




釣れない…




釣れない…




「おぉっと!」
『ひっ!Σ( ̄□ ̄;)』

「ほらぁ〜、ね?やっぱ魚はいるんだよ〜(^^」




彼と私と、いったい何が違うと言う?

場所も、ルアーも同じ…魚はいる…
なのに、なのに、私が釣れなく彼は釣れている

何が…










「実力」










や、、やめ、やめろ!自分!私!ない!それは無いんだ!
釣りに実力はない!
「いる所に投げれば釣れる」コレは真理だ!
やめろやめろやめろ!変な事を考えるな私!

何だ…この汗は…
11月になろうとする、そこそこ寒い釣り場で、なぜ私に汗が流れる?

彼の運が良いだけだ
私が投げた場所に、魚がいない、それだけだ…





暗闇から




ぬっ…




と顔を出す、五年とカサゴ…

『うっ!うわぁっっ!!Σ( ̄□ ̄;)』



「ほら、ね?魚はいるんだよ〜(^^」

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私の…負け…か?
やはり、釣りには、じつりょ………!?





光明…まさに光明!
カサゴの口から伸びるラインの先!

そこには、有名で高価な竿!






五年さぁ〜〜〜ん、そりゃね、そりゃそうですよ
あなたの竿、おいくらですか?(笑
高い金出して、感度の良い竿買ってさぁ、ラインもPEでしょ(笑
しかもそのリール!(笑
もう一度言いましょうか?
お、い、く、ら、ですか?(笑

もちろん、大切な友人なので、そんな事はオクビにも出しませんよ(^^
でもね、そりゃそーーーですよ(笑
高い金出して竿もリールもラインも揃えてさ、そりゃ釣れますって(笑
メーカーだって、そんだけ金出させりゃ釣らせない訳には行かない訳で(笑

方や私の竿、500円で蚤の市で買った物
リールは20年前の物です
ラインは魚にバレバレの、ナイロン3号直結

そりゃーーーねぇ?(笑

まぁ、まぁまぁ、良いですよ、ココは大切な友人五年さんに花を持たせてあげましょう!(笑

『いやぁ〜〜、私は本当に釣りが下手何ですね〜(笑』

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〜悪夢の始まり〜





「いや、それは違うと思うよ菜前ちゃん」

え?(^^?
あれ?
このまま「まーねぇ〜〜(笑」じゃないの?

「菜前ちゃんは無茶苦茶な論法で釣りしてる訳じゃないし、教えた釣り方でやってるしさ、絶対魚はいるんだから」
『は、はい…』



悪魔が、その姿を現し始めます



「ちょっと俺の竿で投げてみなよ!絶対釣れるよ!俺の言った通りのルートを探ってみて!(^^」

ま、待て待て…この話から行くと、コレで釣れなかったら…私は…

『あ、ありがとうございます!』
ヤバい流れだコレは…((((;゚Д゚)))))))

しかしそんな私の思いは、彼の竿を手にした瞬間解決されました

リールのハンドルが、私と彼とは逆なのです!
私は元左利きで、釣りに置いては未だハンドルが右ハンドルなのです
彼のリールのハンドルは左…

コレはやった事がある方にしか分からないと思いますが、ハンドルが逆だとルアーのアクションに致命的ダメージを起こします
ロクなアクションが出来ません
もっと言うとアクションの前で、投げた後にリールを巻く事すらもたつく有様に…

まさに「釣りにすらならない」

安心して「釣れる訳ない釣り」を開始!

結果、もちろんの事釣れる訳も無く

『いやぁ〜〜〜〜!やはりダメですよ!(笑やっぱ私が下手何ですね!(笑』

花花!友人に花です!(笑

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〜釣りの悪魔と神〜



聖書には「サタン」という悪魔が出て来ます

悪魔として書かれている、このサタン、実は元、最高位天使である「ルシフェル」なのですが、ルシフェルは、そのあまりの凄まじき実力の為に神からも恐れられ堕天され地獄の長になります
(めっちゃ聖書や宗教学に詳しい方、言いたい事は分かります。ただ、ここは釣り番組でありまして、上記程度で済ませてしまった事はお許し下さい)



「いやーーーー、オカシイ、オカシイよ絶対!だって魚はいるよ?」
『いやいや〜、下手くそにはダメですよ(*´∀`)』

五年さんとの釣りも楽しんだし、私は釣れなくても当たり前だし、大切な友人に花も持たせて最高ではありませんか!
まぁまぁ、やはり500円の竿では限界がある、と(笑

釣りは実力では無いのは当たり前ですが、釣りとは「釣り具」なのかもしれませんね
やはり、良い竿やラインを使えばアタリは取りやすいのは確かです
あとはやはり「場所」
良い竿使って良い場所でやりゃ、誰でも釣れますわ(笑

そんな事を考えている間に

「っ!っし来たぁ!ほら〜、ね?やっぱり魚はいるんだよ」
またも上げる五年さん
『(^ω^)ですね!さすがです!』

花も沢山持たせたし、翌日予定のある五年さんの終了時間も迫っています

『では、そろそろ上がりましょうか?(^^』

「…」

『(^ω^)?』

「いや、納得出来ないんだよねぇ〜。菜前ちゃんを坊主のまま上がらせたくはないんだよ」

『(^ω^)??』

「うおっ!また来た!」

『おお!本当に凄いですね!(笑』

「ほら〜、ね?やっぱり魚はいるんだよ」

『さすがですよ〜(笑』







彼の次の言葉で、私はサタンに、地獄に引き込まれる事になる








「菜前ちゃん、ちょっと、菜前ちゃんの竿、貸して」








『(^ω^)??良いですよ〜』





…………





彼に竿を渡した瞬間、背筋に走る悪寒!!!

しまった!!!!!!

考えてもみろ!菜前!

ここまで4時間投げたおして全く釣れなかったお前の竿で、五年さんが…







まかり間違ってでも





釣れてしまったら!!!!!!!








やめろ…
やめろやめろ…
やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ

!!!!!!!!!!










やめろ!!!!
五年!!!!!!!!!!








ヒュッ!




『あっ………』








まごう事無き、一投目

ここまで、役15秒

4時間

しならなかった私の竿が

15秒で

しなる








今、この瞬間も、耳にありありと聴こえて来る










ほら〜、ね?やっぱり魚は










いるんだよ