最近は、釣りというモノが大変身近になり、誰でも始める事の出来る素晴らしい趣味となりました
そこで、出版社各社から「簡単に釣れる!釣り入門」や「コレなら釣れる!釣り入門!」酷いモノでは「猿でも釣れるサビキ入門」など、釣り入門書が多く出回っています
釣りは「遊漁」とされ、とても効率の悪いながら、あくまで「漁」であり、人間の英知を結集させた一つの完成系と言っても過言ではありません
故に、入門書も内容が非常に分かりにくく、不親切極まりないモノも数多く出回っています
特に「猿でも釣れるサビキ入門」などは本当に酷い
猿に釣らせる訳ですから、まず、人が猿に「釣り」という観念を教え込ませなければならないのに、猿の扱いが書いてありません
どうしたら猿をキチンと調教出来るのか?
それすらも分からずに、猿がサビキで魚を釣れる訳がありません
猿の演芸で有名なあの「高崎山の猿軍団」の演目ですら、釣りなど聞いた事がない
本当に猿に釣りが可能なのか?
猿がリールを巻くのでしょうか?
猿がアタリを察し、合わせる事が出来るのでしょうか?
そんな無理矢理な環境で働かされ、猿は健全な労働環境で法律に則った給料を支払われているのでしょうか?
猿が心配でなりません

はい?ココは釣り番組で、猿番組ではない?

すみません。私の悪い癖。また話がそれてしまいました

話を元に戻しましょう
私が言いたいのは
「釣り入門書」の内容が、あまりに、入門とはかけ離れている、という事です

多くの方が、本当に最初の最初、釣りを始めた時、まず感じるのが「入門書が入門書じゃねーじゃん」という事だったはずです
え?違う?

……
………
まぁ、あなたとは、今度ゆっくり話し合いましょう

「あまりに入門とはかけ離れた釣り入門」
コレをどうにかせねば…と考えていた矢先、そして「釣り番組に書くネタ無いな…どーしよ」と考えていた矢先、人生の後輩でありながら仕事の先輩に
「釣りしてるんだって?釣りやりたいから教えろコラ」と、完全にタメ口…いや、それ以上の命令口調で言われました

こ、これだ!
許せない釣り入門を、私が壊してしまえば良いのだ!



〜世界一分かりやすい、釣り入門〜



「俺本当、釣りやった事ないんだけど、道具は何が必要なの?」
『簡単ですよ!竿と糸とリール、後は仕掛けと餌がアレば出来ます!』
「あ、本当にそれだけで良いんだぁ〜w超簡単じゃん!んじゃ明日ね!」
『簡単ですけど、竿とかリールとか糸の意味は分かりますか?餌も、狙いで変えるのですが…』
「竿は竿でしょ?糸は糸でしょ?リールは糸を巻くヤツでしょ?餌なんて、自分の餌は自分で用意するのが当たり前だろwお前バカなの?www」
『あ、すみません…』
「だからお前仕事出来ねーんだよw一々上司に聞くなよwあ、お前歳は下かwww」
『すみませんでした!明日はよろしくお願いします!(^^』

こうして、歳下上司との楽しい釣行が明日に決まり、気分はルンルンです!
(((o(*゚▽゚*)o)))

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素晴らしい快晴に恵まれ、コレは楽しく釣りが出来そうだ!

(((o(*゚▽゚*)o)))
「おはよーう!良い天気だね!コレは釣り楽しめそうだわ!」
『おはようございます!今日はよろしくお願いします!』

上司の気分も良く、これ以上ない最高の環境ですね!

『ではでは、釣りを始めましょう!道具は持って来ましたね!?(^^』
「竿とリール、糸と餌な!仕掛けはちょっと難しそうだったから、針だけ持って来たよ!」



〜素人達よ、教えよう、釣りというモノを〜



釣りを教えてくれと言って来た上司の持って来た物を紹介します
コレは、コレから釣りを始めようとしている方々の多くが、最初に間違えてしまう物ばかり!
参考にして下さいね!Σd(-`ω´-〃)



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竿と、餌と、糸と、リールと、針

まず、多くの素人が間違うのが「竿」です

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竿とは、この様なただの木の枝でなく

最低でも「釣り具」として作られた「釣竿」を用意しましょう!

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竿の種類にもよりますが「ガイド」と呼ばれるワッカが竿に付いている物が多いですよ

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「竿は木の枝にあらず!釣り具として作られた物を選ぶべし!」
と、覚えておけば良いでしょうΣd(-`ω´-〃)

次に大切なのが「糸」です

上司が持って来た物は

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確かに「糸」であり、間違いはないのですが、釣りで使う糸は「ライン」と呼ばれ、木綿では作られていません

この辺りも、書店で売られている入門書には書いてありません
本当に不親切極まりないですね

釣りでは、この様な「ライン」を使います

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全く…ココで勘違いして、縄跳びに使う縄でも持って来られたらどうするつもりなのでしょうか?
その辺りを、そこらの書店で売られている入門書には全く書いてありません
コレがもしも、初めてのデートで釣りなどという事であったら、出版社はどうやって責任を取るのでしょうか?

この時代「空飛ぶヒーローが沢山の敵を薙ぎ倒す」様なマンガにも『この作品はフィクションです』と書いてあるのに「猿でも釣れる!サビキ入門」には『猿はさすがに大袈裟でした。常識的に考えて、普通にサビキやれば釣れます』の表示は皆無!
釣りを愛する者として、コレは憤慨せざるを得ません!
さあ!皆様!立ち上がりましょう!
これは誇張表現として訴え出ても良いのでないのでしょうかっ!?

ん?え?ココは釣り番組!?
続きは法律番組でやれ!?

また話がそれました。すみません

猿が言う所の「リール」は、糸を巻く物なので

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コレが既にラインと「リール」だと

そうですね。確かに「糸を巻く物がリール」なので、間違いではないのですが、釣りで呼ぶリールとは

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この様な道具を「リール」と呼びます

この辺りは初心者の方は本当に間違いやすいので注意が必要です

そこらで売られている「釣り入門」は全くこの説明がないので、分からなくても仕方ないとしか言いようがありません

そして、さらに、間違いやすいのが「餌」です

初心者で、しかも野郎同士で行こうと言うものなら
「餌は自分で持って行くわ」は、かなり大きな勘違いを呼びます

つまり

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です

釣りにおける「餌」とは、自分の昼飯ではなく、魚を釣る為の「餌」です

例えば釣り好きの同僚と釣りに行く事になった時、あなたが何も知らない場合
「餌は各自用意」と言われれば、それは「決して、自分の昼飯ではない」と心に刻んで下さい

あくまで餌は「餌」であり、我々は人間です
自分の昼飯を「餌」などと呼ばないで下さい
人間であるあなたの食料は「餌」ではありません!
自分をそんなに追い詰めないで下さい!
疲れているなら、疲れていると、ちゃんと言って下さい!
あなたが死んだらどれくらいの人達が悲しむか分かっていますか!?
海に飛び込む前に、あなたには、まだ出来る事があるんです!

え?ココは心の相談センターではない?

だからこそ!それが「釣り入門書」のばら撒いた悪なのです!
「誰でも釣れる」「簡単すぐに」「コレで釣れた!」


考えてもみて下さい


コレは、近年問題になっている「ブラック企業の応募要項そのモノ」なんです!


「誰でも出来る簡単な仕事です!」「簡単すぐに高収入!」「コレで稼げた!」


ほら!そのもの見事に当てはまります!
こんな入門書に騙されたら「ブラック釣り場」に釣行決定です!
朝から晩まで釣らされ、あげく「坊主」
どこまでブラックが蔓延しているのか、もはや把握出来ません!




……
………
えーーー
何の話をしていましたかね…

「世界一分かりやすい、釣り入門」でしたね…

前言は撤回しません
間違いなく「世界一分かりやすい、釣り入門」なはずです

ここまでで、あなたは「本当の竿、ライン、リール」を知った筈です

少なくとも「猿でも分かる」系の本を根底から否定し、その否定を覆す事の出来ない証明をしたと自負しております



次回
「餌の付け方と投げ方」

次回も、これまでの「入門書」では、皆様が分からなかった事を書きたいと思います



くれぐれも、容易に「釣り入門」など、買わないで下さい